2017年9月18日 (月)

幼児教育の無償化は寝言公約か

◎幼児教育の無償化を目指す。 「2005年自民党マニフェスト : 093 幼児教育を国家戦略として展開」

忘れもしない。小泉内閣での郵政解散。この選挙は本格的マニフェスト選挙が始まった時でもあったのだが、
自民党のマニフェストを捲ってぶっ飛んだ。
「幼児教育の無償化」!!!!
やられた。マジ、やられた。

・・・と思うのは早計だった。

あれから12年。
その公約は地味に引き継がれているにも関わらず、全く動かず。
マスコミ含めて「マニフェスト違反」の指摘すら誰もしないままに、寝言のようにやりすごされてきたのだが、
「ALL FOR ALL」への抱きつき政策で今回の選挙で目玉にするだとおおお?

先般、一院制についてのところで少し書いたが、
こういうある種大転換を伴う政策については、その内容を熟知した学識経験のある議員が必要である。
「貴族院」には「勅選議員」がいて、こう言う時に本当にすごい働きをしている。我妻榮先生もそのひとり。
議事録を読んでほしい。どれほどその内容が素晴らしいか。
その内閣が自分の思う政策を行なうためには、外部の識者や民間登用ではなくて、立法府の一員として国民の付託を得て発言をする議員が必要で、
その議員はドブ板選挙をやっている人だけでなくて、それとは別に制度政策に熟知した「立法者」もいないといけないんだよな、とつくづく。
本当だったら我が党も井手先生を比例一位等にして議員にしなければならないぐらいなんだよな、と思う。
竹中氏を参議院にした小泉元総理はその辺をよくわかっていたんだよね。

話がそれたが、
自民党の「幼児教育無償化」の中身はどんなものなのだろうか。そこにどれほどの「子ども目線」があるんだろうか?
親たち、先生たちが、ちょっと見良さげで、飛びつきそうな中身だったら逆に要注意だ。
実はそれは巧妙に仕組まれて、実はちっとも支援につながらない、もしくは気づけば負担しなくてよいものも背負わされる、なんてことがが往々にしてあるからだ。

学校に通う機会を得られなかった人々を何人も見てきた。
だからこそ、さらに強く思う。

選挙に勝つための方便として、ではなく、
この国に育つ、全ての子どもたちの基本的な権利として主張してくれ。
平和な日本は、世界はその延長上にしか作られない。

ワタクシはこれまでも、これからも、その思いで心の底から訴える。

2017年9月17日 (日)

たちの悪い「竜馬ごっこ」

「若狭氏は会見で、政策の柱に一院制を選んだ理由について『身を切る改革とスピーディーな国会運営ができて一人前の国会になる』と説明」。
小池百合子東京都知事に近い若狭勝衆院議員が、年内結成を目指す国政新党の基本政策に、「一院制」導入を据える考えを表明したというニュースの中の一文である。
おいおい・・。
この短い発言の中に、いくつもの「?」がある。
このお方は大丈夫なんだろうか?

ワタクシはこうしたことについても、議論をすること自体は厭わないが、
二院制か一院制かの問題提起の前提は「権力分立」(「多様性の確保はその核にもなる)であるべきで、国会議員が議席減で「身を切る」とか、スピーディーな国会運営とかという「効率化」の問題ではない。
特に、戦後、一院制にという占領国側に抗して、二院制の確保につとめた歴史を踏まえると、乱暴に、しかもこんな軽い理由で選挙公約にする、ということ自体に大いなる違和感がある。

なぜ参議院が機能しないのかは、以前から言っているが選挙制度にある。特に定数是正の問題とも絡まり、一見平等に近づくことが、多様な意見の排除につながる可能性もある。
また選ばれてきた議員が付託に十分に答えられていない現状があることも否定はしない。であるならば、まず、そこから議論すべきなのではないか。

たちの悪い「竜馬ごっこ」を見た思い。

2017年9月16日 (土)

「しくじり先生」〜失敗の背景を知る過程

弾丸・政治まわり女子トークの会。
「この間の三浦瑠璃論、よかったわー」と褒められる?ものの、何を書いたか全く覚えていない(笑)
で、話は当然、もし山尾志桜里氏だったらどう受け答えした?となる。
「私だったら、まあ、事実はどうあれ、否定するなら『やましくないからこそ、無防備だし、撮られる状況にあった。車に同乗していることも含めて、そもそも隠す関係ではないという証明です』と言ったかな。じゃあ、☆ちゃんならどうした?」
「あたしは認めて、謝っちゃったかな。◎さんは?」
「職業柄嘘は言えないので、淡々と事実に沿った報道・・いや説明を(笑)」
戦う女の中にいるであろう多かれ少なかれの志桜里。
ある意味稀有な才能を持っていた彼女のこのつまづきを未然に防ぐこともできなかったという点では、周りにも責任があるかなという話にも。

「しくじり先生、かな」
もし、再生プロジェクトを任されたら、何をするかという話になって、そう答えた。
いや、まじで、聞いてみたい。
なんでウルトラ優秀で将来嘱望されていた女性議員がしくじってしまったのか。それをどう自己分析し、社会に還元できる学びにできるのか。
いや、山尾氏だけではなく、「反省していない」と言われる民進党こそ「しくじり先生」に出るぐらいの思い切りと殻のぶちこわしがないと、ダメかもね。

「しくじり先生」のポイントは、「しくじり」には必ずその背景があり、本質と向き合うこと、失敗を乗り越えようとがんばることで、最後は見ている人皆が「しくじり先生」を応援したくなる、ということである。

共感を得るにはそれを知るに至る「過程」が必要なんだよね。

通りいっぺんの「説明」とか「釈明」ではなく。

2017年9月 8日 (金)

リスク管理のプロの皆様から

”「男女の関係はありません」のあと、急いで次の言葉をいうから、やましさ感アリアリ。
一拍置けばよかったのに” (by 「たった1日で声まで良くなる話し方の教科書」魚住りえ」編集に携わっている友人
https://www.amazon.co.jp/本-魚住-りえ/s?ie=UTF8&page=1&rh=n%3A465392%2Cp_27%3A魚住%20りえ

”謝罪文も「男女の関係はありませんが、●●●●」と、言い切らずに「が」で次の文節につないでいる
こちらもやましさ感”

”出てくるのおっさんだけだといじめぽく見える
おっさんだけは組織対オンナに見えていかん”

などなど。

朝から、リスク管理のプロの皆様他、各方面から示唆に富むメッセージをいただく。

動画が手軽に発信される時代は、「読む」から安心ではなくなっているのだね。
文章も、まさに。

ってことで、ワタクシも読み返しますわ。まず、りえさん本。

2017年9月 6日 (水)

「資格」と女子の「立身出世」〜政界編

政治の世界において女子の「立身出世」には、基本原則がある。
「弁護士」「2世」「タレント」・・つまりは男性を納得させる「印籠」がなければ、同じように頑張っていても「抜擢」はない。そもそも「抜擢」を受けるような能力の発揮を見せられる環境にさえ、置かれない場合が多々ある。
前原さんの言葉を借りれば「バッターボックスにすら立てない」。だから、まず、挑戦する層の数=厚みを増やしていくことが、結果的には硬直化した政治を動かすもとになっていくのだと思う。

さて、話を「立身出世」に戻す。
党の幹部や大臣経験者を見て行くとその傾向がよくわかる。
「弁護士」カテゴライズでいくと福島瑞穂氏。浜四津敏子氏、稲田朋美氏等々
「2世」で言うと野田聖子氏(県会議員からの叩き上げでワタクシ内では別カテゴライズであるのだが)、小渕優子氏等々
「タレント」で言うと山東昭子氏や、小池百合子氏、蓮舫氏、広い意味では高市早苗氏もそう。
こうしたバッググラウンド以外だと南野千恵子氏等もいるのだが、それとて、強力な支援団体があった。

もちろん、そうした人々はそもそも卓抜した能力があるからこそ、期待もされ、実績を作る。
注目されるということは、プレッシャーもあるだろう。

何が言いたいかというと、
政界はまだまだ男性社会の中で、女性政治家の能力を測ったり、活躍を後押しするための十分なスケールをいまだ持ち得ていないために、こうした資格ホルダー他は起用する側としては「他からも文句を言われないだろう」という安心感がある。
安倍晋三氏は法曹資格がなくとも総理になれたが、多分「初の女性総理」はそうはいかないだろう。
男性議員プラスαの通行手形が求められるのである。

過去の同様事例の実績データが乏しい場合、人事採用のポイントはこの業界だけでなくとも、やはり「経歴」、とくに「資格」となるだろう。
「さすがに法曹資格持っていたら、常識の枠を越える行為はしないよね」「タレントなら顔刺しているから派手な行動はできないはず」てな感じで。

が、稲田氏の存在はそういう意味でこれまでの常識を打ち破ったとも言える。

今回の代表選に伴い、民進党幹事長が内定したと報道された山尾氏にも週刊誌でスキャンダル報道が出ると言われている。彼女は法曹資格を持ち、「検事出身」がウリのひとつだ。
ことの真偽はわからないので、そのことには言及するつもりもない。
ただ、受け答えによっては、党全体にも関わることにもなるのでひとこと言うと「ともかく正直に答えてほしい」ということだ。
法曹資格者は時にその能力があるがためにテクニックに走り、さらなる深みにはまってしまうこともある。
それが「嘘をついている」「ごまかしている」ように見えたら、また同じループに入り込んでしまう。

幹事長人事については前回の代表選挙の時から前原さんは「大島さんで」と言い切っていた。
なので、結果よかったのではないかと思っている。
党をまとめる役に派手さは必要ないし、大島さんの淡々とした誠実さは、ジワジワと国民にも滲透して行くのではないかなと思っている。

2017年9月 3日 (日)

「民進カチマス」に最も必要な人材とは

今、民進党に最も必要な人材、それは・・松平康隆、じゃね??マジで。

ん?松平康隆を知らない??

ミュンヘンオリンピック男子バレーボール金メダル監督。
しかし、彼の功績はむしろミュンヘンオリンピック以降にあるとワタクシは思っている。
というような話を、スイカを食べつつ夫とする。
ちなみに彼も陸上業界においては我が国で最も過酷な練習に耐えて来ただろう元アスリートなのだが、同意見だった(笑)

松平康隆の功績は何かと言えば、
①どんな選手にも「あだな」をつけて、自他ともに「無二の存在」として認識させる
②テレビで毎週の生放送枠獲得(笑)
バボちゃん、ゆるキャラ、ノベルティグッズ・・今の流れの「さきがけ」だったような。
③全国津々浦々で興行し、裾野を広げる 
「ママさんバレー」って凄いネーミングだが!ファン細胞の作り方、広げ方がすごい!・・等々

こうした中で、まず、変わるのは弱いチームの選手だ。
個性を自覚し、稀有な存在としての希少価値を認識した段階で選手は力を発揮し始める。全く勝てなかったチームに、10回に1回、5回に1回と勝てるようになってくる。
一度奇跡が起ると、空気は変わり始める。
そんなこんなしているうちに、確実に力をつけて、毎回、手に汗握る接戦が繰り広げられるように。
それこそが、選手の資質向上と、応援団を広げることにつながるのだ。

しかし、あの時代に、あれだけの手法を用いて、マーケティング&広報していたってただものじゃないわな。松平氏。

今の民進党こそ、学ばねばならないよね。マジで。

松平氏は自分の解説をレコードにまでしていた(持っている自分がすごいぞ笑)
一見自由に振る舞いつつも文字通り命がけでバレー界復活のために努力していたんだよね。
講演も、本も面白かった。

久しぶりに読み返してみよう。
もし松平氏がワタクシにあだなをつけるとしたらなんだろうかなあ?

5児の母?
いや、そんなもんじゃないはず。

既成概念を越えた発想力が求められている。

2017年9月 2日 (土)

カスと自分本位ヒーロー

「藤井裕久元財務相「政治家として一番のカス」 離党者をばっさり」との見出しで記事が出ていた。(2017.9.1 産經新聞)

「カス」。
藤井元財務大臣級でなければ、思っていても、なかなかこうはっきりは言えますまい。

昨日の代表選で「無効票」を投じた人々。
いろんな意見が出ているが、ワタクシは投票権者としての権利行使な訳だからそれはそれとして、ひとつの判断としては尊重すべきで、とやかく言う話ではないと思っている。

だが。
国会議員や総支部長なら自分の投票行動を説明する責任はあるだろう。
堂々となぜ「無効票」を投じたかを言うべし!
それは自身が集めた党員サポーターはもちろん、次の選挙においては有権者のひとつの選択指針になると思うから。
それができなければ、それこそ「カス」のそしりを免れないだろう。
事前にもろもろ策って「集団」でやったというのなら、情けない話だよね、とも思う。

政治の世界では古今東西、組織にとっては最悪のタイミングで離党他の離反行為をする人がいる。
同業者としては気になるのはその理由の「正統性」をどのように語るか、ということである。
ここ近々のについては藤井先生ならずともどうみても自己保身の「カス」扱いされる可能性が大。
そんな不名誉なこと、未来永劫語られたらヤだよね、オレだったら(笑)
しかも自ら進んでそれを可視化させる行為をするわけだから、「日本のために勇気を奮ってがんばったぜよ」的大げさな正当化でもってセルフマインドコントロールができていないと行動自体が不可能な気が。

まあ、きっと気分は明治維新の志士なのかもなー(マジで)

明治の志士たち。
もちろん彼らも「脱藩」の折は悩んだ。
何しろ「脱藩」は、自らに学問をつけ、機会提供をしてくれた恩ある藩主を裏切るに値する行為だから。
だからこその「尊王」!
「藩主より上位者」に対する忠誠を以てその行為を正統化し自分を納得させたというのは、先達の研究でもあちこちで指摘されている。

しかし維新においても「それなりの人物」は当然ながら意識・無意識にどっかで「『カス』じゃね、オレ?」と「自分突っ込み」しているよな、と、井上毅の足跡なんぞ辿っているとつくづく思う。
だからこそ、どんどん過激になっていくんだよね。
井上の明治憲法、勅語他の制度設計は悔しいが天才的である。もちろん、それにワタクシは組しないが、でもこの天才ぶりの奥底にはこうした「自分ツッコミ」があったことを見逃してはダメだと思う。「知性」なんだよね、それって。(この話は別途、じっくり書く!)

まあ、最近の「ハシケン騒動」でも
「こんな状況でも愛を貫く、オレ(ってかっこええ~)」と、どこかに「自分酔い」がある。「『誰かのヒーロー』になりたい願望」。
それが「正義」ならばいいのだが、「本来許されぬ行為」を自ら視点で正統化しての自分本位「ヒーロー」はあっという間に丸裸にされてしまう。
おっと、こうした最近の「ヒーロー」たちは、明治の大物たちと比べては失礼な程「ちっちゃな話」だけどね。

「カス」。
辞書を引いたら、
役に立たないつまらないもの。最も下等なもの。くず。「人間の―」
なるほどね。
再度になるが、藤井先生、さすがですわー。

2017年9月 1日 (金)

前原新代表選出

民進党新代表に前原誠司氏が選出された。
再び政権交代目指して、党が一丸となってがんばらねば、と思う。
船出の時こそ、さまざまな揺れ、揺さぶりがあると思う。
ともかく、ワタクシたちがしっかりと、地に足をつけてがんばるしかない。

しかし、今週は激動だった・・・😭
水曜日の夕方に神戸の義母が救急車で運ばれ、入院。
翌日は朝5時半から早朝勉強会があったので、どうなることやらと思ったけれども、幸い検査の結果、大丈夫ということで。
昼、夜といつにも増して濃い用事をこなし、夜中は原稿書きと校正。

そして本日、臨時党大会へ。
夫とも相談して、代表選の投票だけはなんとか、と思っていたので、一票入れられてほんとうにほっとした。

介護と子育てをしつつ、政治活動をするということ、働くって、日々綱渡り。

この代表選を越して、女性政治活動者が少しでもよい環境で活動できるようになるといいな、と思いつつ。

2017年8月31日 (木)

佐藤優超早朝勉強会&朝日新聞今月の3点 

今日も大盛況の佐藤優先生の早朝勉強会✨

北朝鮮問題を中心に時間をオーバーしての熱烈ごしどうでした💞
朝5時半から国防を語る総支部は、日本広しと言えども、うちだけですな(笑)
次回は11月28日です!
そして、今朝の朝日新聞今月の3点、国際部門で取り上げていただきました!
共生・社会部門で遠藤正敬氏も!
地味〜な「戸籍」「国籍」分野で「国とはなにか」「主権者とは誰か」=「日本人とはなにか」を追い求めているワタクシたちが、隣り合わせで論評される日が来るとは、時代は変わるもんですな(笑)
あらたな「まさまさ」ユニット誕生か?(笑)
で、偶然ですが午後から遠藤氏と対談でーす!
21192702_1455056874573753_8107321_2

21192009_1455057051240402_5852561_4

論評はご購読して読んで下さいませ〜✨

2017年8月28日 (月)

泣かせる演説

「おもわずうるっときて、二回ぐらい泣きそうになった」
「来て良かった。誘ってくれて、ありがとう」
民進党代表選挙の演説会。
初めてこうした集会に参加したサポーターさんたちの感想だ。
ワタクシとて、いつも冷静な印象の前原さんの演説で泣ける日が来るとは思ってもいなかった。
さて、今夜、前原さんが語ったことが、ちょうど校正をしていた
10月発売の岩波新書の中の拙文とシンクロしていてちょっとドッキリだったので貼っておく。

***********************************

■人間の叡智の結実としての「政治」

(前略)
 つくづく感じるのは、誰もが生まれ育つ家庭環境から多かれ少なかれ影響を受け、良きにつけ悪しきにつけ「親の因果」からは逃れることはできないということだ。
 それぞれが生まれたときに配られる「カード」には明らかな「違い」がある。負荷を背負わなければならない環境に生まれる場合もある。
 だからこそ、人間の叡智の結実である「政治」は、この「生まれながらの差」を補い、埋めるためにこそ機能させなければならない。

**********************************

前原さんも、枝野さんも、もちろんワタクシも、そのために民進党にいる。
党を再生させよう!そして、政治を機能させよう!!
最終演説にも期待したい。

«トラウマとしての「鳥越選挙」