2018年8月19日 (日)

東京医大等不正入試が差別するもの〜ハリエット・ビーチャー・ストウから読み解く「劣化した優位」もしくは「女性差別」だけではない、マイノリティに対する「区別」について

今、全く別の原稿を書いていて、検索していたら2年程前に自分が書いたハリエット・ビーチャー・ストウの「アンクルトムの小屋」に関してのブログが出て来た。


ここで言及しているのは「白人男性」が履いた「下駄」についてである。

ストウがこの物語で描こうとしたのは、「差別」ではなく「区別」という言葉を使って、さもその存在を尊重するかのように物言う人々に対しての警告でもある。


たまたま読んだ「魔女の審判」(駒尺喜美・小西綾著 不二出版)にも「差別」と「区別」について、同様のことが書いてある。


内なるものに対して行なう「差別」と、外のものと見なす「区別」には大きな違いがある。
今回の問題は、女性と多浪(といっても、そもそも医学部に不合格で浪人を重ねている人だけではく、転学等の場合も多浪とされて)は、表向きは試験を受けさせるが、実際には排除すべき存在として一律、もしくは面接等で低得点になるように別扱いの仕組みを作っていた、もしくはそのように推測されるのは「区別」に近いことなのだろうと思う。


「人間は特別の悪人でなくとも、時と場合によっては、自分より弱いものに対して、どのように残酷なことでもなしうるということである」(「魔女の審判」)

つまり「どのように残酷なことでもなしうる」ということは、その傷みを共有できないということだ。
自分とは違うから、なんだってできる。
「劣化した優位」は内なる危機を感じた時に、それを「区別」した人々を切り捨てることで自らの保身に走る。

私がこの問題が「女性差別」に留まらず、年齢、国籍、LGBT等の性的指向等あらゆるマイノリティに対しての、いわれのない偏見、差別を通り越した区別問題とつながっているのではないかと思うのは、そうした理由があるからだ。

そここそ、国民は直視しなければならないと思う。逃げずに、避けずに。

ハリエット・ビーチャー・ストウ「アンクルトムの小屋」については以下。

(前略)

「奴隷解放」がメインテーマで、アンクル・トムが主人公とばかり思っていたこの物語が、実はどうして、ストウが書きたかったのは、人権やエスニシティの問題もさることながら、別のことだったのではないか、ということだった。

つまりは、能力があるなしにかかわらず「白人男性」という「下駄」を履いているが故に逆に「浅はか」となる、どうしようもない人、そして、例えば所有者と奴隷という絶対的上下関係がありながらも、その奴隷情婦に支配されてしまったりする、圧倒的権力を持った側の倒錯。それこそが彼女が描きたかったリアリティなのだと思う。

心良き人はそれゆえに経営手腕はなく、結果的に自分が大切にしている奴隷を売るという最悪の結果をもたらしてしまう。富を得るのは吝嗇で、人を人とも思わない、また自分の「生まれながらの優位性」を信じて疑わない人だ。

「たまたま」以外の理由がないのに、人為的に作られたこの「生まれながらの優位性」を、アメリカは建国の歴史の中で利用してきたとも言える。

誰から見ても分かりやすい区分とするために、肌の色と性別を「下駄」=既得権益として固定化していく。

「下駄」を失った場合でも、被差別者を売り、危険に晒すことで自らの地位は保全される。

この「劣化した優位」をストウは容赦なく書く。

そして登場させるのは絶対的救済としての母性=男性不在で誕生したキリストである。

そう言う意味ではフェミニズムの萌芽も見て取れるのだが、ビクトリア朝時代の価値観の中では分厚い天井からは空は見えない。雨漏りしていたとしても。

公民権運動の高まりとともに、「アンクル・トム」は白人に取り入る情けない黒人の代名詞として使われるようになり、作品自体の評価も下がったと聞くが、今日、再評価がされているというのは、なるほどもうひとつ深いところに手を突っ込んでいることが、理解されて来たということなのだろう。

2018年8月16日 (木)

東京医大はMMPI検査で何を調べたかったのか?~LGBTなど性的指向を問う検査を入試に使う理由とは?

東京医大の入試で行われていた「適性検査」、MMPI試験。

「縁」とはこういうものなのだろうなと思うのだが、
実は私は2012年、衆議院法務委員会にて地方公務員試験でMMPIが採用されていたことについて問題を指摘している。

MMPIが国会で取り上げられた例は初めてで、それまでLGBTについて法務大臣に正面から質疑されたことはなかった。

東京医大のMMPI採用に関連しては主に「性生活に満足している?」といったハラスメント性が問題視されているが、一般的にMMPIは、性自認を問うことで、それが職務に対して適正かをはかる、いわば性的マイノリティの性自認等を見極める試験として使われていたのだ。

その後、MMPI については尾辻かなこ議員が質問主意書でこの時の質問も踏まえて出している(「性同一性障害等の性的マイノリティに対する偏見や差別を助長しかねない教員採用試験における適性検査の実態とその改善等に関する質問主意書」)http://www.sangiin.go.jp/…/kou…/syuisyo/183/syuh/s183132.htm

さて、私の2012年の法務委員会での質問だが、
滝実法務大臣に「大臣、LGBTという言葉をご存知でしょうか。」と言った瞬間、法務委員会の空気が凍ったのを、今でも覚えている。

それから6年。LGBTを取り巻く状況は大きく展開をしたことに感慨を持つ一方で、
MMPIが別のところで生き残っていることに、強い違和感を覚える。

東京医大は、既に問題性が指摘され、多くの採用試験、入学試験から姿を消したMMPIをなぜ採用し続けていたのか。

これにより何の適性を見ていたのか。

もしかすると女性差別や多浪、年齢差別に加えて、性的志向もまた差別や圧迫試験の対象となっているのであればさらに問題である。

強く抗議をしたい。

以下は、2012年6月15日 法務委員会質疑。


○小林委員長 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。井戸まさえ君。

○井戸委員 おはようございます。
 まずは、滝大臣、御就任おめでとうございます。滝大臣に対しましての最初の質疑ということで、私もとてもうれしく思います。
 まずは、人権の問題についてから伺いたいと思います。LGBTの人権です。
 大臣は、LGBTという言葉を御存じでしょうか。

○滝国務大臣 総括的な用語のようでございますけれども、個別のことはもちろん存じておりますけれども、総括的にそういうような話を記憶しておりません。

○井戸委員 LGBTというのは、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの頭文字になっています。ちょうど今月はLGBTプライド月間で、世界各地でパレードや集会などのイベントが行われています。
 LGBTは、長い間、恥ずかしいこととして差別や抑圧を受けてきました。そこで、当事者の方々が、自己の性的指向や性自認に誇りを持つということでプライドという言葉が使われていますが、逆にプライドを傷つけられる場面も少なくありません。
 先日、「いのちリスペクト。ホワイトリボン・キャンペーン」の方々から、地方公務員の適性試験で性的指向や性役割に関する質問が行われている現状を伺いました。MMPIという試験なんですけれども、二〇一〇年、ある県の職員採用上級試験の二次試験で、質問項目に、同性に強く引かれる、異性といちゃいちゃすることは楽しい、性のことで家庭内で問題を起こしたことがある、女性に対しましては、女に生まれてよかったと思っている、男性に対しては、女に生まれたかった、性のことで悩んでいないなどの項目に、イエス、ノー、どちらでもない、この三択で答えるという質問があったということです。
 この試験が職員採用の適性試験としてふさわしいかどうかという問題もあるんですけれども、受験をした性的マイノリティーの方々は、とても傷ついて、不安を抱かれたと聞いています。
 この試験を行った県は、法務省などの助言で、今年度から改めると伺っています。このような試験は、ほかの自治体職員、警察官や教員採用でも行われているようですけれども、その実態はわかっておりません。
 人権擁護、啓発活動を所管する法務省には、実態の把握はもちろんなんですけれども、性的マイノリティーの人権侵害が行われないように、しっかり対応していただきたいと思っています。
 大臣のこの問題についての御見解と、今後の取り組みについてお伺いします。

○滝国務大臣 今の御指摘の試験については、不用意にそういうことを導入することがどれだけ人を傷つけるか、こういうことについて、やはり認識が薄かったんだろうと思います。
 そういうことは起こりがちでございますから、法務省としても、その都度、こういう問題がありましたよということはキャンペーンをしていかなければいけない、こういうふうに思っております。

○井戸委員 ぜひよろしくお願いします。秋にはシンポジウムなんかも予定をされていると伺っています。こうした取り組みに関しても積極的によろしくお願いいたします。

2018年8月11日 (土)

「真実を知りたい」 東京医大受験生の届かぬ思い

現代ビジネスに寄稿しました。
「真実を知りたい」。
受験生の思いを踏みにじった女性や複数年受験者への一律差別。
当事者の声から、問題を追ってます。

文科省 医学部の入学選抜関連調査の緩さ

昨日国会にて、共同代表をつとめる「東京医大等入試差別当事者と支援者の会」から文部科学省へ質問と要望を申し入れた。

文科省からは資料として、各医学部学科を置く国公市立大学学長あてに「医学部医学科の入学者選抜における校正確保等に係る緊急調査について(調査依頼)」が提出された。

8月24日までメールで返送するように依頼した文書の中身は以下のようなものだ。

「特定の受験者に対して、募集要綱等での事前説明のない特別な加点等を行なったことはありましたか」
「性別により合否判定に至る際を設けたことはありましたか」
「「はい」と答えた場合、いつ、どのような内容か具体的に記入して下さい」


・・・・
この調査に全て正直に回答する大学があるとはとても思えない。
しかも、この日の文科省との問答によれば、調査結果については大学名を公表するとしている。
本気で医学部入試の不正を正そうという気があるならば、
問いは違ったかたちになると思う。
「やりましたか」「はい」「いいえ」の形で聞けば、「いいえ」もしくは無回答となるのは目に見えている。
この調査は協力を依頼されているだけで、答える義務はないからである。


こんな聞き方をしても、問題はあぶり出されて来ない。
むしろ、一次試験の合否についての男女比、二次試験の面接、小論文それぞれの男女の平均点を聞くほうがずっと現実が見られる。
つまり、実は、医学部の入試に関しては二次試験がグレーゾーン、いやブラックボックスといわれていて、ある意味、建前的には公正を装って加点や減点が行なわれているのではないかといわれている。女子や多浪についての操作は、ペーパー試験ではなく、医師の資格を問う面接等で対応した方が大学側にとっても好都合なのである。
面接・小論文の男女別の平均得点を聞くことによって、必ず見えてくるものが有る。
「ブラックボックス」との疑念に対しての答えとなるし、来年からの入試について、少なくとも疑いをもたれるようなことはできなくなる。
・・ってことを、文科省はなぜ考えなかったのか。


憲法第14条
すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。
同第26条  すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。


憲法はお題目ではない。
国民の権利行使を保障るものでなくてはならない。

2018年8月 2日 (木)

女子減点

https://www.yomiuri.co.jp/national/20180801-OYT1T50116.html…
東京医大の「女子減点」。
「女性である」というだけで、点数を下げられる。
明治150年、近代化へ舵を取ったはずの日本は、いまだこんな状態。本当に深刻である。
医者という職業的特性を理由に「必要悪」と受容して来たことに驚き。
しかし、これはこの大学だけではないだろう。
アカデミズムで、職場で、政界も含めて、「女性が輝く」どころか、引き摺り下ろし、その分を男性に割り当てている環境は多いと思う。

杉田氏の発言もひどいが、これも悪質である。
実害を被った「実力があるにもかかわらず「不合格」となった女性受験生」への謝罪と損害賠償、入学許可等もしっかり対応すべき。
そして、全ての大学で同様ケースがないか速やかに調査すべき。

2018年7月29日 (日)

同性婚を認めたら、次は親子婚 きょうだい婚容認だ!・・という方に対する答え

「同性婚を認めたら、次は親子婚 きょうだい婚容認を容認するのか」との質問に対する答えを書きました。

自民党・杉田水脈衆議院議員が「新潮45」で展開した

「多様性を受けいれて、様々な性的指向も認めよということになると、同性婚の容認だけにとどまらず、例えば兄弟婚を認めろ、親子婚を認めろ、それどころかペット婚や、機械と結婚させろという声も出てくるかもしれません」

を引き、
「LGBTという生物学的にみて異常な状態な性癖(原文ママ)も認めるということは、ロリコンや兄妹(姉弟)結婚なども容認していく方針ということですか?」等々、

類似したお問い合わせに対して、お応え致します。

①まず「LGBTという生物学的に異常な性癖」とのご認識ですが、何を根拠に「異常」とおっしゃるのでしょうか?

かつて、同性愛は異常であり、病気であるとされたことがありました。
しかし、現在では、WHO(世界保健機関)や米国精神医学会、日本精神神経学会などが同性愛を「異常」「倒錯」「精神疾患」とはみなさず、治療の対象から除外しています。
文部省(当時)も1994年に指導書の「性非行」の項目から同性愛を除外しました。
http://emajapan.org/promssm/ssmqaa/qa10

こうした誤解を持つ方には、ぜひ「愛についてのキンゼイ・レポート」をご覧戴くことをお勧めします。
https://www.amazon.co.jp/愛についてのキンゼイ・レポート-DVD-リ…/…/B000AR94EG
ゲイ(バイセクシャル)である息子を厳しくしつけた父との確執も実は父親自体が性自認に悩んでいたという実話です。
同性愛が精神病とされた時代のことも描いています。

②さて、次に「婚姻」についてお答えします。
「同性婚を認めれば親子婚をはじめ兄妹(姉弟)婚、引いてはロリコン、幼児との婚姻も容認していく方針ですか?」というご質問です。

現在日本においては、児童福祉法第34条ならびに各自治体の淫行条例により、既婚者を除く18歳未満の青少年との性交渉は「淫行」に当たる場合があり、処罰の対象となることは当然ながらご存知だと思います。

なので、そうしたものと同姓婚と同等に議論すること自体が不適切、不見識、また偏見に満ちたものと私は捉えています。
親子婚、きょうだい婚についても、現在政策課題にのぼっていないことを持ち出し「同性婚を認めたら次はこれ」とすることに違和感があります。
問題のすり替えとも取れます。

ただ、そう言ってもご納得はいただけないでしょうから、
以下に私の見解を記載します。

③「親子婚」「きょうだい婚」については、現在ではそうした婚姻制度を採用する国は少ないものの、過去においては行なわれていた地域や、現在、少ないながらもいくつかの国ではこうした婚姻制度について立法を求める動きがあることも承知しています。

日本においても、歴史をたどれば
敏達天皇と推古天皇(異母妹婚)、聖徳太子の父母である用明天皇と穴穂部間人皇女(異母妹婚)、また、天武天皇は兄である天智天皇の中娘を4人を妻としており(叔父姪婚)そのうちのひとりは持統天皇である等は周知の通りです。

このように時代や地域によって婚姻制度のみならず制度や法は変化するものなのです。

ご承知のように、国民主権の日本では、全ての法律は国民が選挙で選んだ国会議員により改正、創成、廃止することができます。
現行の民法では「婚姻障害」として婚姻できない事由を定めています。
① 婚姻適齢(731条)② 重婚の禁止(732条)③ 再婚禁止期間(733条)④ 近親婚の禁止(734条~736条)⑤ 未成年者の婚姻についての父母の同意(737条)
です。
もし親子婚やきょうだい婚や社会に必要という場合は、この「婚姻障害」の規定が定められた民法を改正する必要があります。

それを望む国民は国民的議論を起こし、この政策を実現しようという議員を立法府に送るもしくは議員に陳情・請願をし、その議論を堂々と国会でやればよいと思います。
不必要と思う人々は反対し、その意を組む国会議員や政党に投票する。いたってシンプルな話です。

私個人に対して「親子婚」や「きょうだい婚」についての婚姻障害規定を改正すべきかと問われれば、それは「否」です。
今の日本で現行制度を変える必要性を認識するには至らないというのが理由です。

一方で同性婚は法的に認めるべきだと思っています。
自治体のパートナーシップ等はありますが、現在の日本でふうふになることは認められていません。日本国憲法の「両性の合意」の「両性」が議論となっていることも、ご承知かと思います。
今、法的に家族になろうという場合は「養子縁組制度」のもと、養子縁組の選択肢をとることになります。
成人同士の「養子縁組」制度は世界でもあまり例がないと言われますが、相続対策と同様、同性婚の代替制度ともなってきました。
しかし、家族となっても「親子」。
民法の身分関係を勉強していると「戸籍には実態を反映したものが記載される(べき)」という原則論に当たります。
とするなら、彼ら、彼女たちは「夫夫」「妻妻」として登録されるべきですし、そこに何ら問題はないと思っています。つまり、実際に婚姻している状態で暮らしている訳ですから、望めば法的担保を受けられる制度を構築するべきだと思います。

以上、問いに対してのお答えとさせていただきます。

「LGBTは生産性がない」杉田水脈氏大炎上「ザワザワ感」の正体

杉田水脈氏の大炎上について、現代ビジネスに寄稿しました。
アンチ杉田の最前線にいたはずなのに、感じる「ザワザワ感」。

その正体を同じ政党にいた人々や、リベラル側の今も含めて考察しています。
そして衝撃のラスト??
ちと長かったと反省しつつ、最後までお読みいただければ。

2018年7月22日 (日)

杉田水脈氏のTwitterに思う

お気の毒すぎる国会質問」「女としての落ち度〜「杉田水脈(的女性)論序の序の序」「BBC番組「日本の秘められた恥」を批判する愛国女性の正義感」とこれまで幾度か「杉田水脈(的女性)論」を書いて来た。

今回の「炎上」後の彼女のTwitterの内容を見ながら、ここに杉田氏が置かれたお気の毒な状況が可視化されつつあるな、と思う。

杉田氏は「大きな家=自民党」に守られていることをアピールするも、党内から擁護の声は上がらない。
個人的にエールを送っていると杉田氏が言う大臣クラスの方やLGBTの理解推進を担当している人々は堂々と名前を名乗って杉田氏擁護の発言をすればよいのに、それもない。
本当に応援している人は実名で批判等を怖れず声をあげるはずだろうに。

「お気の毒すぎる・・」でも同様のことを書いたが、
あの原稿をそのまま載せれば炎上することも編集サイド等周りは十分予想できたと思う。
「言葉足らずで誤解される所はあるかもしれないけど」と先輩議員が杉田氏に指摘するまでもなく、そのくらいは原稿を受け取った段階で編集者が気付いているはずである。
これは自分の思いを無料で一方的に綴る「ブログ」ではない。
プロである編集者が入っている訳だから、少なくとも杉田氏が「切り取り」だと憂慮したり、「言葉足らず」と言われないよう、その真意を伝える文章にすることぐらいはできたのではないかと思う。

文章を書いてある商業誌や媒体に載せる時、編集者の役割は非常に大きい。
自分の名前で出している文章も時に企画の段階から、また校正等を担当してくれる編集者との共同作業だ。
最後の責任はもちろん著者が取るが、何かあれば編集者にも恥をかかせることになる。だから諸々慎重になる。
そういう意識は杉田氏にはないのであろうか。だとすれば、編集者さんも大変だろうなと思う。

困った時にはかならず櫻井よしこ先生が登場というセオリーは今回も踏襲されている。
杉田氏によれば、櫻井氏から「貴女が色々言われるのは目立つから」とのお言葉が。
「目立つから」は批判を正面から受けとめられない場合に使われる常套句だ。
しかし、こうした慰めは杉田氏のためになっているのだろうか?

杉田氏はご自身が思っているほど、党にも媒体にも人にも守られていないのではないだろうか。

そして、こういう状況にあるのは、何も杉田氏に限らないのかもしれないなとも思う。

「フィリバスター」枝野幸男の演説を7月23日(月)生で聞こう!!@蒲田!

「フィリバスター」枝野幸男の演説を7月23日(月)生で聞こう!!@蒲田! 午後6時30分〜 講演会消費生活センター 午後8時00分〜 懇親会「歓迎」蒲田本店 お申し込みは立憲民主党東京都第4総支部 井戸まさえ info@idomasae.com

「就籍」(日本人であることの証明)の杜撰な現状

現代ビジネスに寄稿しています。
日本人であるか否かを決定する「就籍」という手続きで行なわれ驚きの「調査」の実態や、「日本人かはわからない」と申請が却下された後も、国外退去命令はもちろんなく、なんらかの登録を促されるわけでもなく、
ただただ「放置される」日本の無国籍・無戸籍者対策の杜撰な現状について書いています。

«タイ「洞窟救出劇」で見えた、無国籍の子どもたちが直面する現実

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