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2014年9月

2014年9月30日 (火)

安倍首相の所信表明演説〜「やれば、できる」は職務放棄

新幹線に乗り、朝刊を広げる。

安倍首相の所信表明演説を読んで驚く。
「やれば、できる」
おいおい!気合いで少子化や雇用対策が出来れば「政治」はいらない。

「やっても、できない人」「やるところまで、至らない人」のために「政治」はあるのだ。
「やれば、できる」根拠や環境がないのに「できる」と妄信させるのであったら、罪はより重い。
首相としては職務放棄とも言える言葉だ。
作文としても、赤入れポイントばかり。今時の小学生だってもっと良い文を書く。
具体的で、オリジナリティがあり、人を引き込む力のある。

首相の場合、例えばヒラリークリントンの「力強いエール」は単なる時候の挨拶・社交辞令の切り出しだし(笑)
大阪の中小企業の成功例は具体的なところが全く書かれておらず減点。
最後に明治の農業指導者古橋源六郎暉皃については、とってつけた唐突感(笑)

反知性主義のお手本ではあるかも、だが。
いやはや。

2014年9月28日 (日)

子どもの頃の読書が「政治家・土井たか子」を作った

「『家なき子』を読んで、おんおん泣いたの。こんなの許されていいはずがないって」
私が書いた土井たか子さんへのインタビュー記事である。

この日、土井さんは『小学生全集』を手にして、それは嬉しそうに言った。
「もうね、この本を手にすることはないと思っていたの。戦争があって、大事な本はみんななくなってしまった。
でも、今回のことで、国会図書館に聞いたらあったのよ。もう懐かしくて。
こんな機会でもなかったら、再び出会うことは出来なかったと思います。本当にありがとう」
「ポーシャ」に「リンカーン」、そして『蝉しぐれ』。
ヘンリー・フォンダのファンだなんて、なんて土井さんらしいのだろう。
子どもの頃からの豊富な読書体験に裏打ちされた正義感が、政治家土井たか子を作ったのだと、その時思った。
あれから13年。時代は土井さんの重いとは別の方向へ大きく舵を切っている。
土井さんの訃報に、心からの哀悼の誠を捧げる人もいる一方、汚い言葉で批判する人も、また土井さんへの讃美のおこぼれに預かろうとの意図か、「我こそが思いを継ぐ者」と言う者までいる。
淋しいなあ。
土井さんの唯一の「後継」は、選挙区を継いだ坂本洋子さんであり、その遺志を継いでおられるのも社民党の議員・党員の皆さんだと思う。
しかしながら、政治に関わろうが否か、土井さんの生き方は多くの人々、特に女性たちに鮮明に残っていると思う。
確かに「山」を、「時代」を動かした人だったのだ。
このインタビュー記事を書く機会に恵まれた幸運に感謝しながら、心よりご冥福をお祈りしたい。
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「最高の追悼文 最低の追悼文」

土井たか子さんが亡くなった。
今こそ、土井さんの言葉が必要だと思っていたところでの訃報は本当につらい。
土井さん以降の女性政治家は彼女ほどの存在感を示せていない。
「無私」だからこその迫力だったのだと思う。
存在そのものが「目指すべき社会」を具現化していた。
国会の委員会室には土井さんの凛とした美しさが切り取られた肖像画がかかっていて、見るたび背筋が伸びる思いだった。
ご冥福をお祈りいたします。
先日、経済学者の宇沢弘文さんもお亡くなりになり、このところFB等でそれぞれの方々の追悼文を目にする機会が多くあった。
故人の人柄を慕い、心から尊敬していることが伝わってくる「最高の追悼文」は、悲しみも昇華されていく様が見える。
一方で、故人を敬っているようでそうではなく、自分の正当性や価値を高めるための「最低の追悼文」もあって、驚いてしまった。
故人も相当に迷惑に違いない。
「追悼文」は、書き手の品格を露にする。
長く書けば書くほど、「語るに落ちる」。
「だめなものはだめ」。
天国から、土井さんが有権者にそう教えてくれているような気がする。

2014年9月27日 (土)

無戸籍者は200人。法務省発表の「実態調査」の「実態」とは?

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140927/k10014918331000.html
先般、法務省が行った無戸籍者数が発表になった。
200人。

この8月〜9月10日までの約1ヶ月間で把握された数である。
無戸籍者の方々からの相談を受けたり、支援を行っている者として
後述するが、そもそもこの調査は「実態」を正確に把握したものとは言えないと思っている。
多分桁が違う。
しかし、少なくとも200人いる、20歳以上も18人いるといったことについては国は重く受け止めてほしい。
ちなみにこの手の調査は「初めて」ではない。
7年前、児童手当を受給している無戸籍者数(220人超)も発表している。
例えば、今回「実態」を調査しようと思うのであれば、現在の数を発表するだけでなく、
たとえばこの人々がこの7年で戸籍を得たのか否か、や、実際無戸籍で暮らしている人々にアクセスし、生活がいかに困難かの聞き取りをすべきである。
今回の「実態調査」がいかに表面的かは、
私が支援している無戸籍者たちへの役所側からのアクセスはひとりとしてなかった事実だけでもわかると思う。
逆にこの期間中、ある役所の窓口に無戸籍当事者と一緒に行ったものの
「裁判所に行ってください」
とひと言言われただけで名前の聞き取りもなかった。
「え?名前とか連絡先とか聞かなくていいんですか?法務省の調査ありますよね?記録しなくてもいいんですか?」とわざわざ言ってみたけれども、「そんなことは言われていません」とスルーされてしまった。
窓口の「実態」についても調査してほしい。
その結果の数字が200人である。
長期化しているケースが何人、とか、市区町村別統計等々、分布をみないとなんとも言えないので、早急にそのデータを出してほしい。
最前線で相談を受けている者としてはそもそも桁が違うと思うものの、
国家として把握したのだから、一刻も早く状況を改善するよう努力すべきである。

全国養子縁組団体協議会 主催実務家セミナーにお招きいただき「養子縁組と無戸籍問題」について講演

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全国養子縁組団体協議会さん主催の実務家セミナーにお招きいただき
「養子縁組と無戸籍問題」について講演させていただきました。

『赤いスイートピー』が歌い継がれるワケ

『好きよ 今日まで逢った誰より
I will follow you あなたの 生き方が好き
このまま帰れない 帰れない
心に春が来た日は 赤いスイートピー 』
言わずと知れた松田聖子の『赤いスイートピー』である。
昨日、大学時代からの友人や仕事つながりのアラフィフメンバーでカラオケに行ったのだが、

最後の〆の『心の旅』大合唱でも今ひとつ満足できず、最後の最後としてこの歌を選んだ。
「この部分が好きなの〜」とうっとりするY嬢を前に、
「え〜、『帰らず、春が訪れた』って、ああ、そういうことねえ〜」と身も蓋もないことを言って顰蹙を買う。
詞の解釈など、一向に気にせず歌っていたけど、いや、むしろ『半年すぎても手も握らない』彼氏ってどうよ?
二人は付き合っていないでしょ?とか突っ込み入れまくっていたのだが、
最後の部分を読むと、全然違うストーリーだったことに気がつく。
ウズウズしていた「真・肉食系女子」(=「戦略的清楚系」(例:オボちゃん他)とも言う・・あ、ワタクシの造語ですがね・・笑)が
「このまま帰れない」とごねて、とうとう初志貫徹する瞬間までを描いた、ロッキー的成功物語ではないか!!
それに気がついて改めて、なぜ今日まで30年、歌い継がれて来たのかがわかった気がした。
結局、相手がどう思っていようとも「欲しいモノは手に入れようぞ」と、自らを奮い立たせる女子業界の軍歌であり、そして最後は勝利に至ったという凱旋歌なのかも。

2014年9月24日 (水)

「女性のための政治スクール」とそのお題

10月に「女性のための政治スクール」で講師として話すお題を決めなければならないのに、
バタバタの毎日の中ですっかり忘れてしまっていた。
で、思いを巡らす。

なるべく臨場感溢れるモノにしたい。

よくよく見れば、この手の「スクール」は官民どちらの主催も結構あるにも関わらず、なぜ女性政治家やそのアライの比率は高くならないのか。

たぶん・・「面白くない」んだと思う。優等生すぎて(笑)

もしくは・・優等生すぎるんだと思う。

ワタクシは落選もしているし、この業界では「強い」と誤解されて、逆に結構な「いじめ」にもあっている。毎日が「顎が外れるエピソード」満載である。

「にもかかわらず」なぜ活動を止めないか、と聞かれれば・・

「そこに山があるから」(笑)

・・というのは、冗談として、

当日は包み隠さぬ、今の政界の現状を共有したいと思っている。

考えた「お題」はとりあえず以下。

☆『ガラスの天井の砕き方〜市川房枝から高市早苗まで〜女子政治家の生き方を通して見えてくるもの』
(オマケに「世界の女子政治家編」もつけます・・笑)


☆『女子政治家立志編〜テーマ設定と政治活動(「無戸籍問題」の一例を通してて考える)』

☆『女子政治家サバイバル作戦〜政党内政治・選挙・家族他実践編』

どうかなあ?(笑)
ワタクシとしては一番最後が最も役立つかも、と思うものの、
あまりに「濃すぎ」て、やめちゃう人続出かもだけど(笑)

「政党はジャニーズ事務所であるべし」論〜民主党再生の鍵は「第四世代」に

今夜 22:00~23:00、BS日テレ「深層NEWS」で、『民主“第四世代”決起宣言〜政権奪回は若手の力で』をテーマに、2009年当選同期の岸本周平衆院議員と玉木雄一郎衆議院議員が生出演するそう。
ワタクシは常々「政党はジャニーズ事務所であれ」論者。
民主党の支持が回復しない原因の一つに、党の政策や魅力を語る「次の人材」を育てあぐねていたことがあると思っている。
郷ひろみの次には少年隊を、光GENJIを、SMAPを関ジャニ∞を、と作って行かなくては、組織自体の力も減少する。
政治家の場合、注目を浴び、期待を集めるためには、
効果的な場面で質問する機会を設けるなど、個人の努力もさることながら、組織としてのある種広報戦略も必要である。
(細野さんのように、スキャンダルの功罪としての「瓢箪から駒」系もなきにしろあらず、ではあるのだが)
先般、次世代の党さんの結党大会での若手議員のスーパープレゼンテーションを見てのけぞった。
広告代理店の指導のもと、リハーサルを重ねて、ということだったが、
多分玉木さんでも岸本さんでもリハーサルなしで「人まね」ではない自分の言葉と語りで人々に訴えられるはずである。
モノが全然違うから。
彼らは根っからのエンターティナー=政治家であるから。
しかし、それを人々に伝えるためにはやはり「ジャニーズ事務所」が必要なのである。
政治は「言葉の芸術」とも言える。
アイドル関連に造詣の深い枝野幹事長となり、国民へのアプローチ戦略が大展開することを期待している。

2014年9月23日 (火)

9月25日(木) 『情報ライブミヤネ屋』さん&『かんさい情報ネットten.』さんに

今週9月25日(木)の午後は読売テレビさんにご注目〜。

『情報ライブ ミヤネ屋』さん(午後1時55分〜3時50分)で無戸籍問題、
『かんさい情報ネット ten.』さん(午後4時47分〜)さんでは1時間スペシャルで地方議会・議員に関して生放送で解説をさせていただきます。
メッセンジャーさん他、丸尾県議もゲストに。
業界的には一番嫌なコラボだろうなあ〜(笑)

地方議会・議員改革〜選挙が近づき、個別報道ができなくなる前にしなければならないこと

朝からワイドショーを見てげんなりする。
逃げる県議も県議だけれども、メディアの方も本質的な問題に迫ることが出来ていないと思う。

昨日も書いたが、議員の政務活動費が適正に使われているかは、その報告書だけを見てもわからない。必ず彼らが持っている政治団体の収支報告書と合わせて見なければいけないのだ。
そこには非常に強い相関関係がある。
「不正支出」であるか否かはそこを見れば一目瞭然である。
その視点を持って、取材しているメディアはどれほどあるのか?
現職議員なのに「資金管理団体の収入がゼロ」等、どういう事情でそうなっているのか説明が必要な場合や、
例えば他の支出に比べて「組織活動費がやたら多い」など私が常日頃思っている「働く議員見分けリスト」との連関性等をみると、この辺を深堀すればもっと本質的で、実は深刻な「課題」が出てくるはずだ。


統一地方選挙は来年の4月である。
基本、報道関係は半年前ぐらいから、個別ケースを含んだ事例は取り扱わなくなる。
公職選挙法の選挙妨害や売名行為との兼ね合いが出てくるから、である。

しかし、有権者が議員個別の情報を本当に必要とするのは、まさにその時期なのにもかかわらず、だ。

そう考えるとこの1ヶ月はとても重要となる。

夜中に政治団体の報告書を読みながら、ため息ばかりだったが、
そんな中でHさん、Kさんとか、Nさん等、誠実に活動している方々の存在は救いである。

こうしたことをフェアに伝えて行くためにはどうしたらよいのだろうか。
思案してみたい。


2014年9月22日 (月)

「政務活動費」問題は「政治資金管理団体」他の収支報告と合わせてみるべき

http://web.pref.hyogo.lg.jp/kk32/koho/documents/251129g.pdf

兵庫県議会において政務活動費について1割カット等が盛り込まれた条例改正案が本日の本会議で可決された。
今週、某ニュース番組で生解説をすることになっているのだが、
政務活動費の使われ方を見るには、その領収書だけを見ていても本質は見えてこない。 政治資金管理団体や政治団体のお金の動きとセットで見なければいけないのだ。
その流れを複合的に見れば、議員がどのような形で政務活動費を使っていたかが一目瞭然となるはずだ。
私なりに「仮説」を立てて、県議に絞って平成25年度の兵庫県公報を見てみた。
政務活動費は基本「案分」で使っているはずなので、通常それとほぼ同額か×3分の2ぐらいの支出があるはずである。(残りは家計からと推測できる)
・・・・。
「数字」というのは実に正直である。
真面目な議員は「やっぱり」そのような数字になっている。
そうでない議員はこの収支でどう説明するのであろうか。
マスコミの多くも、政務活動費については本来の「見方」がわかっていないで批判をしているような気がする。
「ことの本質」を捉えるためにも、ぜひ、政治団体等の収支報告についても合わせてチェックをしてみてほしい。

2014年9月14日 (日)

電話の向こうに

「ちょっと、あなた、読売新聞読んだけど、なによ、これ。

なんでこんなに無戸籍者を支援するのよ。
あたしなんて、ひどい扱いよ。
無戸籍者以下ってことなの?
どうなのよ。働く場所もないの。年金だってないわ。
あんまりひどい暮らしぶりだから『あんたは無戸籍者か?』だって。
あたしを支援しなさいよ。
戸籍があったって、この国じゃ生きて行けないわよ。
わかってる?つらいのよ。苦しいのよ」
さっきあった電話。
電話の向こうに「孤独」が見える。
こんなことを国民に言わせる国であってはならない。

2014年9月13日 (土)

「無戸籍1万人救いたい」〜本日付け読売新聞13面に掲載されました

本日付け読売新聞13面に、大阪府の30歳無戸籍女性を取材したケースをもとに、抜本改革を阻むハードルと救済のための具体案も含めた記事が掲載されています。

「家族の会」の連絡先も載せてくださいました。
1ヶ月ほど前に取材を受けたものだったのですが、数日後には大きな裁判の判決が出ることもあり、このタイミングでの報道ありがとうございます!
しかし、婚姻して作った「新戸籍」にも「無籍」って一体!
平成7年の改革で救われた子どもたちが2215人!(赤ちゃんたち全員とそのご家族とハグしたい!!泣)・・しかし、これは全体の一割なので救われなかった子どもたちはこの間だけで2万人いる、ということ。
あんな小さな子たちを法廷に連れて行って、裁判して、できなかったら無戸籍が固定化する。(既に固定化されている無戸籍者は1万人以上いると推定されています)
これだけ問題が指摘されているのに変わらないのは「立法の不作為による児童虐待」だと言われても仕方ないと思います。
当初は法務省が行う「実態把握」「周知徹底」他自治体への働きかけなどで良くなった点があれば取材したいということでしたが・・松山&小田記者、丹念な取材で「実態」をとらえた記事をありがとうございました☆

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2014年9月12日 (金)

生まれたばかりの「無戸籍くん」〜生後7日目で

生まれたばかりの「無戸籍くん」。

生後7日目でご相談に来られました。
初めてのお出かけが弁護士事務所です。
出生届が出せない状況が続けば、この子は大きな負荷を背負います。
我が子が同じ状況となった日を思い出して、胸が詰まります。
この子を救うのが「政治の仕事」。
「幸せになろうね」
小さい命にそう語りかけながら、彼らを守るために南裕史、南和行両弁護士や山下敏雅弁護士他、協力してくださる方々と連携を取りながら全力でがんばりたいと思っています。
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2014年9月11日 (木)

女子政治家と「立身出世」①

女子政治家が「立身出世」するロールモデルは、極端な右傾化をし、背伸びをして「男子並み」になるか(例:今回の4/5閣僚)

結婚や出産を経験せず、外見的にも「オンナのヨロコビ」を追求しているとは感じさせない、凛とした、まるで出家状態とも見えた女性たちである。(例:市川房枝氏、土井たか子氏)
いずれにしても「名誉男性」的位置づけなのだ。
民主党政権時に一時的にこの枠から外れたケースが見られたが、
「2位じゃだめなんですか」という蓮舫さんの「勇ましい」発言があれだけ取り上げられたのも、基本、この変形だと言っていいかもしれない。
「小泉チルドレン」「小沢ガールズ」と言ったように、名もなき新人はどこかの「家」の子ども、娘として、家長の庇護のもと育つ。
「家長」の言うことは絶対であり、「家長」が倒れれば、一族皆共倒れ、である。
小渕さんや野田さんがある意味独自の思いで動けるのは、リアル父やリアル祖父がいるから。
・・おーーーっと、ってところで、時間切れです。
次のお仕事へ。
「政治家女子と『立身出世』②」へ続く〜(笑)

2014年9月10日 (水)

北海道新聞さん 西日本新聞さん「社説」で取り上げていただきました

9月7日、電話での取材を受けさせていただいた北海道新聞さん、そして西日本新聞さんと、相次いで「社説」にて無戸籍問題を取り上げていただきました。
近々、法務省は実態調査の結果を発表するとのことですが、
先日もある行政機関の窓口対応のひどさに驚いてしまいました。
「たらい回し」に当事者に対する「見下げた言動」。
なにより職員は十分に「業務」を遂行していないということもわかりました。
いやはや。窓口対応がこんな状態でどんな「実態」が出てくるのか。
まあ、少なくとも最前線で対峙する戸籍担当者(の一部だと願いたい)に

「人の一生がかかっている」という危機感がないという「実態調査」ができましたが(泣)
またおいおい、報告したいと思います。2

2014年9月 9日 (火)

企業団体献金と政党交付金

経団連が政治献金の呼びかけ再開を表明したとのニュースが流れてきた。
次々露となった斡旋、利得、談合など政治家と企業の癒着構造を断ち切るために「企業団体献金の禁止を前提」として成立した「政党助成法」が制定されて20年が経つ。(施行は平成7年)
政党には国民ひとりあたり年間250円が所属議員数と得票数に応じて配分をされる。
しかしながら、残念ながら「企業団体献金の禁止」は実現しておらず、それを2009年「政権交代」のマニフェストに掲げた民主党すら、翌年にはあっさりと事実上の撤回をした。
交付金は本来はその年に使い切らなければ、返還をすることになるが、
ここも政務活動費と同じように「例外」があり、「基金」の名の下に「貯金」ができるようになっている。
現職の衆議院議員だった時には、党の会議では「企業団体献金は禁止するべき」と発言をしてきたし、また余剰金は「基金」に積むのではなく返還することが、この法律ができた趣旨に基づくものであると思う。
しかし、なかなかそういう声は内部からはあがらない。
むしろ「まだ禁止されていないから今のうちはもらって大丈夫。違法ではないのだから」と主張する人も多かったし、それが党自体の判断となった点は残念で仕方がない。
今一度、政党助成法の「目的」を読んでみよう。
第一章 総則
(目的)
この法律は、議会制民主政治における政党の機能の重要性にかんがみ、国が政党に対し政党交付金による助成を行うこととし、このために必要な政党の要件、政党の届出その他政党交付金の交付に関する手続を定めるとともに、その使途の報告その他必要な措置を講ずることにより、政党の政治活動の健全な発達の促進及びその公明と公正の確保を図り、もって民主政治の健全な発展に寄与することを目的とする。
さて、この20年で政党の政治活動は健全な発達を遂げたのだろうか。
公明、公正さは確保されたのだろうか。
経団連が政治献金の呼びかけ再開を表明したとのニュースを見て、20年前の議論など「なかったこと」のように過去にタイムスリップしているような気がする。
政党が本当に機能しているのであれば、今一度原点に戻って行動することが求められているのではないか。
でなければ、政党助成金制度など無意味なものであると、自らが言うようなものであろう。
政治にお金がかかるのことが、誰よりも身にしみている一人として、
やせ我慢しながらも、あえて主張させていただきたい。

松下政経塾設立35周年〜野田佳彦は松下幸之助を超えられるか?

先週末、松下政経塾の35周年記念(京都)と幸之助塾主の墓参り(和歌山)1泊2日ツアーがあった。
ワタクシは両日ともに都合があり欠席したのだが、こういう時夫婦で同窓は便利である。夫が行って、集った人々の近況他報告してくれた。

で、「はい、お土産」と渡されたのが「五誓」てぬぐいである。
記念撮影を見ると、大臣就任直後の高市さんがいようとも、なんだかパッとせず。
松下幸之助が映り込んでいる写真とは放つオーラとはぜんぜん違う。
「ねえ、これってヤバくない?35年も経つのにさ、幸之助を超える人材が一人も出ていないってことでしょ?総理をやった野田さんとて、幸之助以上とは思えないよね」
と、ワタクシが言ったら、同調すると思った夫は意外な反応をした。

「そうなんだよ。でもね、今回松下幸之助の資料館に行って、年表見て、それも納得と思った。伊能忠敬と一緒で、幸之助の『偉業』と言われるもののほとんどは50歳を超えてからだからさ。普通の人はそのまま朽ちていく年齢から攻めて行っているわけだよな」

つまりは弟子たちも、これからが本番ってことか?
その後組織のガバナンスの話などになったのだが、幸之助の時代が右肩上がりの時代とは言え、50歳を超えた卒塾生の面々が師匠以上の活動展開ができるであろうか。今の民主党を見ていてもこの先の展開はなかなか厳しい。

来年50歳になる私だが、
52歳でPHPを始めて、自分の好きなこと書いて、誰かに出してもらうのも面倒だから自分で出版社まで作り、その後松下電器の経営に復帰し、80を超えて松下政経塾を作ることができるであろうか、と幸之助塾主の50歳以降の40年をなぞるだけ「ぐったり」する。
まあでも、そこに集った人はみな思ったはずだ。
「50歳を超えてからが人生」と。
それが幸之助塾主からの熟年にさしかかった塾生たちへの「35周年メッセージ」かもしれない。
野田さんも幸之助塾主を超えられる、かもしれないのである。

2014年9月 5日 (金)

政務活動費で選挙は現職有利に?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140905-00000002-kobenext-l28
「10県議以上」が政務活動費から親族に対して給与が支払われおり、雇用の実態は不透明だという記事が出た。(神戸新聞9月5日)
政務調査費の人件費支出に関しては適正に行われているかどうかが検証しにくい、というのは前にも書いた。
公開される領収書の名前はマスキングがされ、誰に支出されかかが把握できないからである。
「議員の給与が公開されているのに、おかしいのでは?」と質問したら、議会事務局からは「いくら収入があるかの個人情報を公開することが雇用される側の不利益にあたる可能性があるので公開できない」と説明を受けた。
だが、そのために「井戸ポチ」でも「井戸ミケ」でも・・親族のみならず犬でも猫でも「名義貸し」ができてしまう状態となる。
そっちの弊害の方が大きいような気がするが、というと、「それでも規定ですので」と返された。
驚いたのは給与全額を政務活動費から支出していた県会議員がいるということだった。

ワタクシが在籍した頃は、人件費・事務所費は最高50%までの案分だったと記憶している。会派の内規だったのだろうか?いずれにせよ、秘書や事務員の仕事の割合は100%政務はあり得ないので、必ず案分するようにとかなり気を遣っていたと思う)

案分となればつまりは例えば人件費に500万円出そうと思ったら、250万円は政務活動費、250万円は政治活動費他自腹、ということになる。

地方議員の政治団体に関しては寄付などそうそう集まらないので、結局は自己資金を入れてそれで支払うというパターンになる。まじめにやっている議員はそれだけ自腹を切るということになる。
いやはや、そうしたことをせずに来たならば、どれだけ蓄財できたのであろうかと想像してしまう。
しかし。
落選中の今も、議員になる前も、同じような活動をしている身からすると、「政務活動費がないと活動ができない」というのは方便だと思う。
必要とあれば自腹を切ってもやる。政治的使命感を持っていたら、やらざるを得ないのだ。
あればあったで本当に助かる。が、今も引っかかっているのはこの政務活動費があることで新人候補・元職候補と現職との間には選挙において大きな差が出る、ということころだ。
「政務活動費」は広報活動に使えるので、圧倒的に「現職有利」となる。
ある意味そのための費用と取れなくもないな、と現職時代にも感じた。
実際、選挙の時の広報費用は現職時代と新人時代では3倍ぐらい違ったと思う。(←経理関係資料をめくっていないのであくまで印象ですが)

例えて「政務活動費」という武器を持っている現職に、新人は素手で戦いを挑むと言った感じだ。地方議員の人材が還流しない一つの理由はこの差も大きいのではないかと思う。現職になると、皆、黙り込むけどね(笑)

政務活動費が家族に還元されたり、実質選挙費用と≒となっているのであれば、やはり県民市民の納得は行きにくいと思う。
統一地方選挙前に全国の議会でこうした「本音の議論」が行われ、それが有権者にしっかりと伝わることを心から望む。

2014年9月 3日 (水)

内閣改造〜松島みどり新法務大臣の発言に注目

内閣改造。

法務大臣は松島みどり氏となった。

過去の発言を見てみよう。

「国会では通称使用しているが、戸籍名の当選証書を手にしたときのショックは忘れられない。
選択制なのだから、別姓にしたい人は好きにさせてほしい。自分は自民党であることを誇りに思っているが、民法改正については党はなさけないと思っている。
野田聖子さんも森山真弓さんも頑張っているが、正直なところ『選択制別姓』が精一杯で今回『婚外子差別』までは出せない。
シングルマザー支援としては王道ではないことを十分承知の上で『この少子化の時代に子どもを産んでくれるのなら、どんなスタイルでもありがたいのだから、支援すべきだ。』
(2001年3月15日・すすめよう!民法改正ネットワーク主催「今年こそ実現!民法改正 市民と国会議員の大集会」での発言を記述した『別姓通信Vol.61』より)

’精一杯の先にあった’『婚外子差別』に関しては法改正があったが、
さて、賛成している『別姓』他に対し’なさけない党’をどう鼓舞し、取り組んでいくのか。

真に「女性の活躍」を後押しするような政策を推し進められるかどうか。
新大臣の力量に注目したい。

もちろん無戸籍問題他772条の嫡出推定についても対策を早急に進めてほしいと思っている。

2014年9月 2日 (火)

懲りない「兵庫県議」、今度は「仮免」で・・

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20140902-00000034-jnn-soci 「1万円でどうや?」県議・・こんどは「仮免」で・・。

この県議については『世界』9月号でも書かせていただいています。
会派や議会の甘い対応がまたも不信を持たれるようなことに繋がっているのです。
この桐月県議は38歳。野々村元県議にしても当選1回です。
市民・県民と比較的近い目線で政治活動をしてくれるはずと、期待された方も多かったのではないでしょうか。
新人候補のリクルーティングシステムと、政党の「公認」基準とその責任、
また「無所属・改革派」に対していはよりじっくり人物を見なければならないというのは、一連の騒動の教訓だと思います。
統一地方選挙まであと7ヶ月。
朝夕の街頭やポスターなど街も騒がしくなってきましたが、
ポスターの貼り方一つに「仕事ぶり」は出ます。
「そういう議員を選ばない」ことでしか、有権者の側からの「予防策」はありません。
「有権者教育」の重要性をつくづく感じます。(詳しくは『世界』9月号を)

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