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2016年3月

2016年3月25日 (金)

乙武氏騒動に見る「政治家の妻像」② 因果な「一蓮托生業」

夫が不倫をした時に「私も悪かった」的コメントを出す妻たちがいる。
「政治家の妻」たちはその代表格でもある。

乙武氏妻氏之ケースも、立候補が取り沙汰されている段階ではあるものの、既に「政治家の妻」としての対処であっただろうことは①で書いた。
腸は煮えくり返っているだろうに、彼女たちはなぜこうしたものを出すのだろうか?
もしくは、出すことを了承したのだろうか?
それは政治業界が夫婦にとって「一蓮托生業」だからである。
妻たちは夫がつまづくと途端に生活の危機に見舞われる。
「資産管理者」並びに「共同経営者」としては自分を守るためにも夫のブランドへの傷付きを最低限に押さえなければならない。
イマドキは、自分で職業を持つ「政治家の妻」も多いが、それでもこの因果な業界では、どんなにムカついても「私も悪かった」ととりあえずは世間に謝った方が「お得」なのである。
こうした「一蓮托生業」においては、妻の働きは基本アンペイドワークであるし、後援会の人々から、直接夫へ言えない不満の受け皿になったりと辛いことも多い。
にもかかわらず、なぜ続くのか、というと、そこには「内助の功」という賞賛が待っているからである。
時には「奥さんの方が政治家向き」とか「奥さんが出るべき」などという声も。
「いえいえ私など。夫をよろしくお願いいたします」
普段、街頭演説で訴えている内容とはかけ離れた夫の生活を見ているだけに「その通りだよ(怒)」と思いながらも、ひたすら謙虚・謙遜・・。
ストレスを抱えつつも、ここで爆発したら、自分の苦労も水の泡になるのが怖い。
と思うと、「一蓮托生業」=「究極のM業」ループに入って行く。
一方で、「妻」という立場でのプロジェクト参加は金集めも票集めも「全責任を負わない」という点では、どこかお気楽。政治家は「ふり」では勤まらないが、妻は「がんばっているふり」でもこなせるところもあったりして、あるところで「こズルい面」もあったりする。
業界歴30年でのリサーチ、そして「政治家の妻」と「政治家」の両方を経験して思う実感だ(笑)

にしても。
夫の不倫の後始末で世間に対して「謝罪文」をださなければならない(ようなプレッシャーがかかる)社会は歪んでいる。
どこが問題なのだろうか。
「内助の功」と言われる「一蓮托生業」の人々はどんなに経験を重ねたとしても、夫がいなければ成り立たない。(ということがわかっているから、夫が甘えるパターンですな)

それを自ら「選んだ」のは間違いないが、狭い世界内でのちょっとした賞賛と引き換えに、一方では経済的自立もできないような構造に絡めとられてしまっている、とも言えなくもない。
「政治家の妻」だった頃には「自分で纏足してないか?」と思ったりもしたのだが、その実感は、不倫バッシングにおける男女格差も含めて、この国の女性たちを巡る構造的な問題に実はつながる話なのだ。

2016年3月24日 (木)

乙武さん騒動に見る「政治家の妻像」①

個人的な生活にはなんら興味もないし、家族の中で納得出来ればそれでいいと思う。

が。
政治家や芸能人の場合の、『私も悪かった』『私にも原因が』系の妻のコメントを見る度に、やーな感じ、と思う。
そんなこと、ないっすよー。
あ、わかってますよね、当事者は。
あくまで「政治家(候補予定者)の妻」としての発言だもんね。
「危機管理上100点満点」とか言われる、かもだが、いやいや、だからこそ、胡散臭さが倍増する。
実はワタクシ、「当選した時のバンザイで、妻が頭を下げるシーン」も禁止したいぐらいなんだけど、
夫が政治の世界に入るとなった段階から、妻たちは昭和マインドの「政治家の妻」を演じようとがんばる。
その先にあるのは・・・。
いやはや、その価値観とは対局にいるだろうからこそ、期待を集めた乙武氏やご家族も、すっかり「業界の人」になったということを確認した騒動である。
パート②は後ほど。

2016年3月17日 (木)

日本テレビNEWS EVERYでコメント出演

本日、日本テレビNEWS EVERYでコメント出演。

諏訪中央病院・鎌田實名誉院長が読み解くコーナーで「無戸籍」を取り上げていただきました。
1月、「無戸籍の日本人」(集英社)が発売されてから、さまざまなメディアに取り上げていただきました。
3月末で新聞・雑誌の「書評」が落ち着き、4月は女性誌&月刊誌とテレビの特集でお目にかかる予定です☆
引き続きよろしくお願いいたします♥️
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「経歴問題」〜「盛り」と「削り」を考える

人はなぜ「経歴」を「盛る」のであろうか?
「盛り」は自己顕示欲や自己愛の「わかりやすい」発露だ。また一方で仕事や恋愛等で一定の威力を発揮するツールでもある。
くだんの方は「ハーバードビジネススクールでMBA」と「盛った」瞬間に周りの扱いが変わり、実際に仕事が来るという実利を経験したのだろう。

最初は「出来心」だったかもしれないが、ひとつの成功体験は次なるウソを生み出す。
なんだ、世間を騙すなんて意外に簡単だ。
どんどん仕事は来て、お金は入って来る。
今日まで見つからなかったんだから、明日も大丈夫。
そんな万能感は、彼の中で「ウソ」を「ホント」に変える魔力を持っていたのかもしれない。

さて、以前にもちらっと書いたが、天の邪鬼のワタクシは人の経歴を見る時に「盛り」より「削り」を見る。
「経歴」はその人が「いかに優秀か」という正の部分しか載せないという建前があるからこそ「盛る」のだろうが、本当に必要なのは「いったいどんな人間なのか?」というトータルの情報なのだ。
「削る」ということはそこに本人が思う何らかの「負」があるから。
例えば「政治家」や「政治評論家」で「国会議員公設秘書」と書いていても、どの事務所に勤務していたかを書いていない人は要注意。
政治業界の周辺にいる人の中には、特段何かがあるとは思えないのだが学歴を全く書いていない人もいる。が、経験則上そういう人は警戒したほうがいいと思っている。やたら攻撃的な傾向があるのはなぜなのだろうか。

「経歴」を見るのは、その人を直接知らないから。
もしくは、初めて会う前に、心構えをするために必要な最低情報。
逆から言えば、直接知らない人に「見せたい自分」最大値アピールのためのツール(笑)

ただ最近ではFB他SNSでその人の交友関係もある程度わかるようになってきて、判断材料は「経歴」のみではなくなって来ているような。
50歳を過ぎた人に付いては経歴よりもその人の「毎日」こそが、「経歴」より雄弁に生きて来た日々を示す。
あ、でもそこでも「盛り」「削り」はあるけどね。
たとえば「同級生」他、「同年代」の「同性」の友人が登場していない人も「何かある」なと思う。

「盛り」「削り」もプライベートですんでいるうちはまだ可愛い。それがマスメディアや公職となると、話は変わる。
健康診断の進歩と同じ感じで、昔は見つからなかったものも、容易に特定されるようになってきている。

・・というのを、自分の経歴の中で匿名の誰かが書き込んだ「旧姓×2」を見るたびに実感する日々である(笑)

あ、「理学部出身」は違いますよ〜!

2016年3月14日 (月)

民進党へ  気になる我が家のベビー民主君の行方

新党の名称が民進党に決まった。

いろいろな思いを持つが、がんばるしかない。
さて、「民主」の名称が入らなかったことで、気になるのは、我が家の「ベビー民主君」の行方である😭
よ、よもやの無戸籍??
ちなみにベビー民主君は双子で、党本部と、なぜか我が家に別れて暮らしております。
その筋の話だと、ベビー民主君は、民主君の甥っ子なんだとか。
いずれにせよ、新党のゆるキャラができても、ぜひ民主君ファミリーを家族として迎えてほしい。
多様な家族を認める象徴として☆
いずれにせよ、世界でたった2体しかないベビー民主君。
うちにいるのはある意味奇跡(笑)
これからも大事にして行きたい。
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2016年3月 5日 (土)

沖縄タイムズさん 読書欄でご紹介いただきました

沖縄に住むお友だちからお知らせいただきました。

本日付け沖縄タイムズさんで拙著が紹介されました。
沖縄にはたくさんの無戸籍児、者がいます。
多くの人々に伝わりますように。
沖縄タイムズさん、朴さん、ありがとうございます!!
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保育園落ちたの・・・私です

「保育園落ちたの私だ」

・・ホントに、何度も落ちた(涙)

その時の絶望と、差し迫った危機に対する恐れは今も忘れられない。

空きのあったところにやむなく入れたら、そこが諸々問題あり、小児科の先生から指摘され即退園。また待機児童に逆戻りしたこともあったのだが、その後しばらくして園長が捕まった・・・ということをニュースで知ったというビックリな経験や、

芦屋から神戸に選挙区を変えた時には、
行政をまたいでの転園となったが、神戸では空きがなく、
結局丸1年、夫は芦屋のマンション、ワタクシは神戸の武揚ビル(懐かしすぎる!)と保育園入所のためだけに別居を強いられ、二重生活を送ったりもした。
よく政治家に言うと、口利きで優先的に保育園に入れると思う人は多いだろうが、いえいえ全くそんなことはありません。
少なくともワタクシは同じように保活をし、失敗し、順番待ちをしました。

その他にも、
兄弟が同じ保育園に入れず、一次保育を利用したり、ベビーホテルや、シッターさんに頼ったり、最後はどうしようもなくなって、どっかは空いているホテルの託児室を利用したこともある。・・・た、高っ😭

一方で、信頼できる認可保育園を見つけ、「運良く」空きが出て入園することができたら、以降は親子共々ガッチリとサポートを受けることができる。
保育園は時間から時間、子どもを預かってもらうだけの場所ではない。人と人とが出会い、成長する場所でもあることを考えると、このすばらしい機会を全ての親子が共有できたら、と心から思う。
だが・・現実はまさに生きるか死ぬかの「椅子取りゲーム」。

ワタクシが悩んだ時から10年経っても、状況はさして変わっていない。

兵庫県議会議員だった時も国会議員だった時も、
認定こども園や子ども・子育て新システム等々、行政の現場で政策的転換をさまざま行なって来た。あれだけの議論してきたのに、なぜ抜本的なところで対応ができないのか。

財源の話を背景に受け入れのパイの話に終始していた議論から、保育士さんの待遇改善他も含めてより広範になってきている。

保育行政は子どもたちの命がかかっているからこそ、一気にできない事情はあるものの、逆に言えばこの間の試行錯誤には結論が出ていいはずである。

どんな状況でも、外に向かって「死ね」という言葉を発することには違和感がある。
しかし、子どもたちを育てる親にその言葉を吐かせるまで追いつめてしまっていることにこそ、総理はじめ政治家は気がつくべきなのである。

2016年3月 4日 (金)

心配な「まだか?プレッシャー」

地方議員、国会議員を経験したものとしては、
不可解な決断がまたひとつ。

ワタクシは宇都宮市議会がどんな形で運営しているか否かはわからないが、
どこの議会でも、本会議が連続する中では議長に代わって副議長が議事を進行することはよくある。
むしろ、最初から議長と副議長と議長席にすわる時間帯を決めている場合がほとんどだと思う。
副議長はそのためにいるし、議長と副議長が代わったからとて本会議の議事進行は議会事務局によって詳細にシナリオができているので、どちらが読んでも変わらないようになっている。

「一般の議員なら時間のやりくりも可能だが、常勤に近い議長職ではそうはいかない」というが、

確かに一般の議員に比べて出席しなければならない行事も、議会にいる時間も多くはなるのは確かだが、

「育休でその後ある期間休む」というのであれば、その決断もわからないではないが、記事通り週明け7日には復帰する、というのであれば、議長を辞めるという決断は過剰な感じがする。

これも「議論を巻き起こしたい」ということなのだろうか。

この議長が指摘するように、
期日を決めた帝王切開の場合を除けば、出産はいつなんどき、なにが起こるかわからない。
当然ながら出生日は親の都合では決まらない。
予定日はあくまで予定日なので、その一日を休んだとて、実際にその日に生まれるかはわからないし、もし7日までに生まれなかったら、妻が受ける「まだか?プレッシャー」は相当になりそうで、そっちのほうが心配な気も。

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2016年3月 2日 (水)

週明け、各誌で書評が出ています☆

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「サンデー毎日」さん、「週刊ダイヤモンド」さん・・ありがとうございます☆
嬉しいです!!感謝です!!

「政治家あるある」〜名簿における’関所ワード’編

「政治家あるある」のひとつに、
「『表立ってはできないけど、応援しているから』という人は応援していないと見なす」というのがある。
通常、政治家の事務所の名簿はランク付けをしながら管理をする。まあ、他の仕事も同じだと思うが、ちと違うのは、
「関所ワード」があるということかもしれない。
「言ったらランクが下がる」という(笑)
冒頭の言葉もそれ。
さらに、ワタクシが大衡村で新たに学んだ「関所ワード」に
「家族で分ける」というものがある。この場合は3掛け、ですな。いや、2掛けか。たぶん、皆に言っているからである。
・・ってな具合に、実は言わないけど、濃淡はあっても多くは名簿という名の「心の閻魔帳」を持っているのだ。
小選挙区になって、名簿に昔ほどの威力はなくなっているかもしれないが、それでもやっぱり大事だな、と思うのは、ワタクシが今回名簿ゼロからスタートだからかもしれない(笑)
地域地域での「関所ワード」が、微妙に違っているのも面白い。
ま、全国共通なのは票をちらつかせながら話をしてくる人に限って、実は票など持っていない、というのも「あるある」。
それを言っちゃあおしまいよ、かもしれんが、
「票をちらつかせれば政治家は必ずなびくはず」という有権者がいるとしたら、それは一種のファンタジーであり、逆からすると成立していないケースが多々あったりするのだよね☆

むしろ、「◎◎党を支持しています」「☆☆さんの後援者」とはっきり言った方が、敵?ながら信頼度アップだったりする。
少なくともワタクシはそうしてます☆

2016年3月 1日 (火)

携帯電話に新サービス☆「養育費割」はいかが?

’子どもの貧困、女性の貧困と養育費不払いの問題は切っても切れない相関がある。

離婚届に養育費のチェック欄を設けても、周知の効力はあっても、双方のモチベーションをあげることには直接つながりにくい。
そこでひらめいたのが携帯電話の「養育費割」というサービスである。
養育費を支払っていれば、「払う側(多くは父=元夫)、受ける側(多くは母=元妻)双方の携帯電話代が割引になる」というのがあれば、結構なインセンティブになるのではないか、と思ったのだ。
そして、対象者はなにしろ’毎年’35万人〜40万人いるわけで、乗り換えインセンティブにもなるはずだ。
シングルマザー・ファザーを支援するとなれば企業イメージもアップで一石何鳥にもなる?との思いからだった。
で、ワタクシのことだから、もちろん、即、営業に行った。
2013年、衆議院選挙に落選してしばらく経った時のことだった。
「養育費、ねえ。そもそも、我が社では対象者はいないと思うなあ。離婚したって人、聞いたことないもの。
あと、うちのCM知ってる?家族愛がテーマなんだよ!
あったかい、サザエさんみたいな家族。
離婚を扱ったらマイナスイメージがつくから無理だね」
マイナスイメージ・・・。
思わず、反論しようと思ったが、言葉を飲み込んだ。
その家族の・・家族愛の中心にいるお父さんは・・だった☆
家族の多様化と、さまざまな価値観を認め合う、というのがCMのテーマで、企業の根幹を貫くコンセプトでもあるとばかり思っていたので、衝撃は大きかった!
が、一方でこれこそが越えなければならない「社会の壁」なのかもしれないなと思った。
その後もめげずに、保険会社に「養育費保険」の制度設計ができないか、これまた営業に回るも、どの会社も消極的どころか、「即却下」だった。
リスクが高すぎると言う。
確かになあ。
会社を立ち上げ、取り立て代行や、不払い時の立替払いをしたいと思って相談事情を始めたが、
母親たちの「元夫とは2度と関わりたくない」という頑な思いを溶かすには時間が必要でもあり、立ち直りのための優先順位から、養育費は後回しになったまま、そのうち面倒となり、成人に至る、という傾向は今も変わらない。
ただ、あの頃から3年が経って、時期的、機運的には熟してきた気もする。
携帯電話の「養育費割」、いいアイディアだと思うんだがな〜。
どっかやらんかな〜。しつこい??(笑)

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