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2016年9月15日 (木)

ライター・記者を代弁し、蓮舫氏「雑誌、新聞の編集権は私にはありません」発言に反論する

ここ数回の蓮舫さんの会見やインタビュー記事の中で気になる点があり、もやもやしている。

「雑誌、新聞の編集権は私にはありません」

意訳をすれば、取材を受けた中で、自分の発言や意図したこととは別なことや、経歴で誤ったことが書かれていても、自分にはどうしようもなかった、ということだと思う。

著述業のはしくれ、そして雑誌で芸能人インタビュー記事他を書いてきた経験を持つ身として、
多くの善良で優秀な記者さん、ライターさんを代弁して、ここは反論をしたい。

新聞他政治記事等とは違って、少なくとも、雑誌のインタビュー形式の記事、聞き書きをまとめた記事、または取材対象者のプロフィール部分については、相手先に内容を確認せずに載せることはまずない。
逆に言えば、先方に校正原稿を入れずに、そのまま載せるなどという危ない橋は渡りたくとも渡れない。
出稿後に相手先からクレームが入り、訂正となったら面倒だからだ。

多くの記事はフリーのライターさんたちが受けている。
ライター業は華やかに見えても、実際には過酷で、
たとえば経歴の部分で確認を怠る「初歩的ミス」をおかせば、それだけで「物書き失格」、その後の仕事はもらえなくなる可能性が出る。

出版業界にいる人々も、みんな命がけで仕事をしている。
そうした仕事を否定するような、もしくは誤解を招くような言い回しについては、すみやかに訂正していただきたいと思う。

ご本人がチェックをしていなくとも、マネージャーさんや事務所は絶対に確認しているはずだ。
まずは身内の心当たりに、本当に校正をしなかったのかを確認してみるべきだ。

この発言が世間にそのまま放置されると言うことは、理不尽にも「正確でない原稿を書いた」と不名誉をきせられる記者さんやライターさんを出してしまう、ということにつながる。

発する側にとっては些細なこと、なのかもしれない。
でも、小さな「冤罪」も生んではならない、と思うのだ。

というわけで・・・また党内某所よりお叱りが来るかと思うと恐る恐るではあるが、同業者無念を思うと、黙ってはいられなかった。

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