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2017年3月10日 (金)

「言ってはいけない」が求められるワケ

作家の橘玲さんとお会いした。
橘さんは言わずもがな、経済小説を手がけ近著「言ってはいけない 残酷すぎる真実」は30万部を超える大ヒット。「新書大賞2017」を受賞したベストセラー作家だ。

著作を拝読するに、ミステリアスな雰囲気もあり、もしかしたら藤子不二雄のように複合体かも?とか、実は女子だったり?等々、待ち合わせの喫茶店でドキドキしっぱなしだったのだが、登場されたご本人はとても穏やかで素敵なジェントルマン。終始うっとり。

初対面なのに語りまくり。
気がついたら日は暮れ、外に出て時計をみたら出会いの瞬間からノンストップで3時間20分語り倒していた・・。
ええ「言ってはいけない」ことばかりを、翌朝、咽が痛くて目覚めるほどに(笑)

浅学非才なワタクシとはどうみても接点はなさそうだが・・実は「日本」や「日本人」はじめ、様々なところで問題意識を共有していることを確認!
蓮舫氏の二重国籍問題に対する模範解答等も秀逸。
重婚や国籍問題を扱った小説「ダブルマリッジ」で「銀河鉄道の夜」を引用した理由も聞けて、読者&ファンとしても、本当に濃い時間だった。

しかし、なぜ「言ってはいけない 残酷すぎる真実」はこれだけ多くの日本人に求められたのだろうか?

「残酷な真実」ではない。「残酷すぎる真実」だ。

多くの人は、その事実に既に気がついている。

が、政治も社会もそれをコーティングして、薄っぺらなキレイゴトとしてお茶を濁そうとしている。

どんな立ち位置に居ようと、生きて行くためには徹底的な自己保身に走らざるを得ないからこそ、うんざりするダブルスタンダードがまかり通る。

「ハダカの王様」の統治秩序のなかにいることはわかっている。

ただ、今この瞬間無難に生きて行くためには受け入れざるを得ない。でも、未来永劫この虚構がそのまま続くとは思っていない。

「王様はハダカだ!」と叫びたい欲求を誰もが持っているとも言える。

こうした危うく脆い社会を下支えするファンタジーをファンタジーたるものに留めることのひとつが「戸籍」である。ということを橘さんは「ダブルマリッジ」であぶり出すことに成功している。

つまり「戸籍制度」を守るためには「重婚」も認めちゃいましょうよ、というような倒錯が堂々と行なわれている。

今後、どう展開して行くかも含めて、様々な示唆をいただいた。

「言ってはいけない」を「いい続ける」。

一番大事なことだ。

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