議事録削除は残念
https://www.asahi.com/articles/ASL3N4JWWL3NUTFK00T.html…
モノを書く時に、国会の議事録程役に立つものはない。
先般の和田参議院議員の質疑の中で、最も重要な部分が削除されたことは残念である。
トンでも発言こそ「議事録」に残し、後世の人々の評価を受けなければならないからである。
国会で質疑をしたあとほどなく、議員には自分の発言を書き起こした「議事録」の原稿が届き、間違ったところがないか、修正の機会が与えられる。
言い間違い等はここで修正できるわけなのだが、今回のはそうした単純ないい間違い等ではない。
まさに、今国会の象徴的な質疑のひとつだったと思うので、うーん、史学科的には残してほしかった。というか、残さねばならなかったのではないか。
映像は繰り返し放送されるのだし、削除する意味はあったのだろうかなあ。
当事者ではなく、野党の要求というで削除に至ったということだが、いずれにせよ、こういう判断をどうつけるかも含めて、記録管理の専門家等の意見等も聞いて、妥当なものになるように知見を積み重ねる必要があるなと感じる。
渡辺参議院議員の方の発言は、ご遺族のご意向もあり削除は適切であると思う。