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2018年4月18日 (水)

シングルマザーの貧困と「裁判資源格差」

昨日、原稿を送ってホッとしていたら、
編集者さんから
「先ほどいただいたファイルが違うもののようです」(一応削除いたしますね)
との返信。

・・削除??なにかマズいものでも送ったか?
はい、その通り。
ぬわんと、誤って調停で提出する「陳述書(案)」を送ってしまっていたっ💦
「養育費」についてのものなのだが、読まれて悪い内容ではないのでまあ、いいといえばいいのだが。

ちなみに、冒頭部分では、当事者たちの調停成立当時の「裁判資源の格差」について書いている。
いつか、これもガッチリ記事にしたい。

つまり、日本において、たとえ裁判所で合意した調停離婚であっても、そもそも夫と妻の間では裁判資源=法的サポートの質量的格差があって、
たとえば夫は弁護士をつけられるが、妻は経済的理由でできなかったりという中で調停、裁判が行われることがままある。

「法テラス」設置も2006年以降だから、それ以前の場合は機関銃に竹槍で戦いを挑む、などといったことは、当たり前の状態だったのだろう。
だからこそ、日本司法支援センターの設置が求められたとも言える。

さて、そのような「格差」がある状況の中で取り決めした内容は
本当に適切なものかと言ったら、そうでない場合が多いのではないか。
調停員に促されるまま、「審判には書けませんが、実際にはこうなります」と言われ、それを信じて合意したのに、「どこにも書いていないから無効」と言われる、なんてことが、実際に起っている。

「当時、自分の側にも弁護士さんがついていれば、こんなことは絶対になかったのに」
との後悔とともに、いや、待てよ、と思う。

シングルマザーが貧困に至る原因のひとつは、こうした「裁判資源格差」の結果でもあると思う。

これでいいはずがない。

だからこそ、戦わねばと思うのだ。

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