« 選挙における街頭演説の意味 | トップページ | 丸山穂高衆議院議員問題に思う »

2019年5月 8日 (水)

「主戦場」(バトルグランド)の主演者たち

http://www.shusenjo.jp
評判の「主戦場」(バトルグラウンド)を観た。

本作の主演者たちが「演じて」いるのは、戦後が生み出した新たな「愛国戦士(保守論客)というキャラクター。
そのバトルグランドはアニメや小説の世界ではなく、リアル社会だ。

インタビューを意気揚々と受けるキャラたち。
自分の主張を微塵も疑っていないといった具合に発せられる言葉とは裏腹に、カメラは表情の歪みを捉える。
目の動き、口元の引きつり、ストップモーションのように伝線していくシワの動き等、そこで露わになる心の揺れや不安は根拠ない優越感がいかに脆弱であることを示している。

国と我とを同一視し、
そこにヒロイズムを感じる彼らは何のために、誰と戦っているのだろうか。

慰安婦問題について「あれは性奴隷ではない、売春婦だ」と主張するネトウヨ他の言動は見慣れたものではあるが、
それを字幕も含めた「英語」というフィルターを通すことで、日本、韓国という枠から離れて問題の本質を浮き彫りにすることに成功してとも言える。

« 選挙における街頭演説の意味 | トップページ | 丸山穂高衆議院議員問題に思う »